新型オートスプライサの特長
本オートスプライサは安全性・作業性・信頼性・高速紙継、紙通しの簡易化を追求した、新しい発想のスプライサです。
- 巻き上げトルクの増加と、正確な速度制御を実現!
- 巻き上げ時のシワが発生しません!
- 新原紙と旧原紙を別々に、そして強力に抑えます!
- 紙継ぎ時、サーボモーターがなめらかに一定距離にて停止させます!
- 通紙作業がスムーズになりました!
標準仕様 ※フレーム長4000mmの時 | ||
---|---|---|
最大原紙幅 | 1800mm | |
原紙径 | 200mm 〜 1500mm | |
ダンサロールの本数 | スプライス速度 | 370m / 分時4本仕様 |
300m / 分時3本仕様 | ||
所要電力 | 16.0KVA | |
エアー源 | 6kg / Cm2 | |
補助タンク容量100リットル以上 |
※設置スペースに合わせて巾・長さのカスタマイズが可能です
安全性
1)スプライスユニットは左右に移動しますので、挟まれる要素が少なくなり、安全性が高まりました。
2)旧原紙切断用の刃物は切断時のみ突出し、常時は格納されているので安全です。
信頼性(高成功率)
1)紙継ぎ時、旧原紙を停止させる機能は常時回転しているドライブゴムロールが兼ねており、回転しているドライブゴムロールとニップメッキロールが原紙を挟んで止めます。
ニップメッキロールは、ドライブゴムロールとわずかな隙間を保ちながら原紙と連れ周りしていますから、原紙を止めるときのショックは全くありません。
2)テーブルが旋回運動して圧着します。
圧着とは別に、紙押さえバーがしっかり原紙を抑えていますので切断時、原紙が滑ることがありません。
高速紙継ぎ
1)走行原紙の停止は極めて短時間です。
2)スプライスの圧着と、旧原紙切断は、ほぼ同時ですから旧原紙停止から、新原紙巻き上げまでの時間はきわめて短く高速紙継ぎが可能です。
3)ペーパーストッパー(ドライブゴムロール)は圧着位置のすぐ上部(約200mm)の位置にあり、新原紙と巻き上げの位置が近いため、巻き上げ時にシワが入りにくい構造です。
4)新原紙の巻き上げはACサーボモーターを使用していますから、巻き上げカーブは非常に滑らかで、高トルクです。
滑らかに止めて、滑らかに巻き上げる、だから信頼性が高いのです。
準備時間が短時間
増々小口化してきた小ロット生産に対応しています。
スプライスユニットが一台で、左右に移動する本機はセット時間が短くて済みます。
スプライスユニットは新原紙の真上にあり、テーブルが旋回しセットが完了すれば即スプライスが可能です。
紙継ぎ時のショックが極めて少ない
旧原紙の停止と新原紙の巻き上げは前途のように、滑らかですからショックがありません。
左右に移動するスプライスユニットは停止と同時にシリンダーによってロックされ、フレームとユニットが一体となるので紙継ぎ時のショックがありません。
オプション
1)テールグラブ(紙管取りきり信号発生装置)
原紙の直径を演算し、取りきり信号をスプライサーへ発信します。
2)テンションコントロールの機能
サーボモータはいつも回転し、原紙を巻き上げながらテンションコントロールしています。
原紙掛けのブレーキが強くても、弱くてもスプライサーから出る原紙の張力は設定された値を保持します。
急増速時でも、急減速時でも、全くテンション変動がありません。
スプライサーの出口にロードセルが取り付けられていて、常に張力を計測しています。
紙継ぎの為ダンサロールが移動する時も、この張力を安定保持し、張力変動を極小に保ちます。
常時、テンションコントロールをしています。
巻き上げ用ドライブゴムロールは、新原紙巻き上げ後も常時回転し続け、シングルフェーサに対し設定された張力で原紙を送り込みます。
急加速、急減速、小径になった時も張力は一定に保たれます。